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インターネット落語会最終回のおしらせ

3月 21st, 2015 Posted in インターネット落語会

 

落語協会インターネット落語会は、突然ではありますが3月下席をもって終了することになりました。

鈴本演芸場からISDN回線を2本分束ねて生中継でお送りした2000年の第一回目には、圓歌師匠も快くご出演くださり、直前にスイスから「楽しみにしてます」とのメールもいただいて小躍りしながら、わりと小さめの画面サイズで多少カクカクした動画をお送りしたのは、今のこの時代から考えると何かの黎明だったのだろうと、細い目をしてしまいます。これは五木ひろしさんをご想像くだされば参考になるでしょう。

さて、このたびのインターネット落語会終了と同時に、これまで落語協会ホームページでお送りした内容は全てが見直され、新しいページとしてスタートすることになりましたが、三遊亭円窓師匠、五街道雲助師匠、春風亭正朝師匠、柳家小袁治師匠をはじめ諸先輩や後輩に支えられながら副委員長を続けてきました落語協会ホームページ委員会も残務を片付けながら解散となり、今後のホームページ運営の担当を終えます。

実は前座の頃から分不相応、身分不相応を承知で内緒のホームページを持っていた私が二ツ目に昇進した途端に「おい知ってるぞおまえこのやろう、一緒にホームページやろう」とお誘いいただいて15年、噺家としては小僧同様でありながら、居並ぶ諸先輩方と同じ土俵で色々と議論させてもらいました。おかげで未だにその生意気が治らないのは、誰かに責任を取ってもらいたいですわよ。

当時の仲間の感覚では反発も当たり前だった「本日の寄席」をおしらせできるようにしたのは、私が自宅でせっせと毎日更新するというアナログ作業の積み重ねからスタートしています。今ではある程度自動化されていますが、その根底にある気持ちは「寄席の木戸口まで出かけないと目当ての芸人が出演するかどうかわからない」というこれまでの当たり前を、自分がせっせと寄席に通っていた頃の「こうだったらいいのに」に近づけていきたい、というものでした。

今では寄席のトリが代演であっても、そのご贔屓のお客様がそれを逆手にとって勇んで来てくださるようになっていて、表向きには派手な取り上げ方をされる動画配信やメルマガやツイッターよりも実はわたしのささやかな自慢のコンテンツです。

時代は流れ、私たちは一つの役割を終えました。
今回の決定に関しては、お客さまのいろいろなご意見もすでにいただいておりますが、落語協会の意思として決定したことですからどうかご理解をいただいて、抗議のメールなどを協会に送ったりしないように、落語協会の一会員として、事務局の業務の支障にならないようにこれだけはお願いをいたします。

たくさんの仕事を通じて、落語を好きな方はもちろん、まだ出会ってない人たちにどうやって落語や寄席文化を届けようかを考えてきました。落語協会ホームページのために考えていたことが、いつの間にか自分の仕事の方向感にも影響を及ぼすようになり、実際私は今、タンザニアでこの文章を書き、今日ここで落語会をやります。こんなカラダにしてくれた落語協会のホームページに感謝しなきゃあ、バチが当たって本当に目が細くなったりして困ることになるでしょう。

また、せっかくやってきたこの仕事ですから、別の形でまたお客さんに触れていただけるようなことをこれからゆっくりと進めていこうかな、などとも考えています。こちらはなあーーんの期待もしないでお待ちくだされば幸いです。

本当に皆さん、長い間ありがとうございました。
それでは、最後のインターネット落語会、100億万回くらい再生されないかなと思いつつ、どうぞお楽しみください!今日から披露目が始まる新真打の高座です。全員お届けできなくて、力不足でごめんね!

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